演劇という創作

みなさん、

こんばんは。今日は長い1日でした。深夜に帰宅です。でも、夜は芝居の稽古だったので良しとしましょう。

新学期が始まり、大学の授業、賢人ジュニアのことや、TMCのことなどなど、なんだか慌ただしい日々です。一気に始まった感じがあります。そんな中で、現在、稽古を進めているのは、「さがドラマスクール」第10回公演です。実は第8回公演と第9回公演は、私は演出を他の演劇仲間に頼んだので、この演劇団体のおいての演出は久しぶりのように感じています。6月に公演予定ですので、もう少ししたらチラシがあがってきます。今後、ちょい出しにして少しずつ宣伝していきますね。

「さがドラマスクール」はこれまで佐賀市・唐津市・小城市にて9回に渡る演劇の公演を実施してきました。演劇の役割というものは、単純にお芝居をエンターテイメントとして楽しむものだけではなく、テーマやメッセージ性があり、演じる側の人と観劇をしていただく方々が集まり、一緒に哲学的なことや社会の課題について考える機会となるものだと私は考えています。これまでも「さがドラマスクール」は主に「生きること」をテーマにした演劇作品を提供してきました。

今回の作品は、2本立てです。観客の皆様の生活に直結していると言える「働くこと」と「老い」について取り扱います。

1本目は、自分が今している仕事が、どれだけやりがいがあって素敵であるのかを改めて気づいてもらえるような作品になると思います。例えば夢が叶わなくて、なりたいものになれなかったとしても、今を嫌いになる理由にはならないのではないでしょうか。夢が叶った人も、叶わなかった人も、きっと何かにはなれるということです。

2本目は、人生の終え方についてです。星は消える時にひときわ輝いて消えることだったり、雨の終わりには綺麗な虹がでることを考えると、きっと人間も終わりは美しいものにしたいと思うのではないでしょうか。しかし、現実はそうでないことの方が多いのかもしれません。

演劇作品が何か答えを出してくれるわけではありません。でも、見終わってから、少しだけ生きるヒントをもらえるかもしれません。

私が18歳の時に志した演劇を今でもずっとやり続けている理由、それは人生における「学び」に「出会える」からだと私は思っています。観劇をすることで、新たな世界や考え方に出会え、そして自分の人生と照らしあわせることができます。演劇を作る時には、その瞬間に起きることを体感し、人に物事を伝えることについて深い学びを与えてくれます。演劇を通じて、いろいろな人に出会います。一緒に仕事する人もそうですが、見てくださるお客様もです。みんなからもっともっと学びたい。そして、願わくば成長したい、し続けたいと思うから、毎回演劇を創るチャレンジを繰り返すのでしょう。

私の「学び」は演劇を通じての「出会い」から始まるのです。

※写真は7年前くらいのものです。若いな!

Related Posts