ついに念願のオフスプリングのライブに行くことができた。1990年代アメリカで過ごしていた頃から、長年ずっと聴いてきたバンドの生の音が、目の前で鳴り響くあの瞬間。あれはもう、言葉じゃ表しきれないほどの感動だった。
ライブの始まるカウントダウンの映像から、一曲目のイントロが流れた瞬間、全身に鳥肌が立って、心臓がドクドク鳴る。あの音、あの声、そして何よりも、ファンたちとの一体感。これがライブの醍醐味なんだと思った。
「All I Want」「Pretty Fly (for a White Guy)」「The Kids Aren’t Alright」が始まったときは、まわりの観客と一緒に叫んで飛び跳ねて、もう最高の時間だった。昔からの名曲を大事にしてくれてるのが伝わってきて、それもすごく嬉しかった。
ボーカルのデクスターもギターのヌードルズも、パワフルでユーモアたっぷり。あのエネルギーに元気をもらったし、今も耳に残っている。ベースのトッドは、なかなかの渋いイケおじ。そしてこの50代後半〜60代前半のメンバーの中に、新加入したドラマーのブランドンは30歳!若い逸材が、レジェンドと呼ばれるバンドのメンバーに抜擢されることは素晴らしいことだ。
ライブが終わったあとも、余韻がすごくてしばらく放心状態だった。思い出すだけで胸が熱くなる。本当に行けてよかった。